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7)親方日の丸意識が育てた国や自治体の不作為経営
自治体経営と行政の役割

●財政崩壊
 近年、頻繁に聞かれる言葉に「財政危機」があります。
 事実、全国的に見ても自治体経営がうまくいっている例は数少なく、ほとんどの自治体が赤字体質に陥っています。
 放置しておけない問題なのですが、当該自治体において問題解決のために真剣に取り組みをしている様子があまり見えません。もちろん、過疎化による税収不足の地域もありますが、一方れっきとした政令都市であるのに経営改善どころか、年々赤字が膨らんでいる地域があるのも事実です。ところが、予算を実行する側の官の体質は相も変わらず、前例主義、非効率主義、新しいことはやらない主義、なるべく事務処理を複雑化する主義。
 ゆえに「小さな政府を」はスローガンに終わり、行政は肥大化する一方です。
 徴税・予算の執行はある意味ですぐれた経営手腕が必要とされるのですが、はたして信頼できる経営能力が行政にあるのでしょうか?答えはノーです。

●無責任運営
 それを象徴するかのように、一昨年より全体で約二千六百億円増えた、平成十三年度末の自治体の借金である地方債残高は、約四十一兆九千八百億円になり、これまでの最高額を記録しています。
 この地方自治体の借金に加え、国の莫大な負債も含めると、国民一人あたりの負債額は一千万円超えるとも言われています。官の立場に立って働く一人ひとりが、真剣に合理化を考えなければならないのですが、予算が足りなければ、税率を上げるか、国債や地方債を発行するかして、決して合理化しない式の経営のやり方は、国も自治体も全く同じ。そのツケは住民に必ず回ってくるのを承知しているはずなのに、合理化は遅れたままです。
 要するにどうでもいいのです。後始末が大変だろうが、ツケがたまろうが、住民が苦しもうが、今が何とか過ごせればいいという無責任の精神に満ちているのです。
 現代の若者の風潮を笑えません。

●なぜ、こうなってしまうのでしょう
 原因の一因に考えられることとして、日本人は古くから親方日の丸意識で生きてきました。権力に弱く、頼ってしまうのです。一部にオンブズマン制度などが存在しますが、大半はお上のやることと野放し状態。そのお任せ主義である私たちを形式的に保護しなければならない行政側は、数え切れないほどの許可制度・認可制度・届け出制度を作りだしました。どう考えても必要でない多くの書類の山に埋もれて仕事をするような体質を、作り上げてしまっているのです。
 一方、大多数の国民はこのような親方日の丸意識に加え、国や自治体の経営や行政のあり方に無関心かつ諦めのような感覚を持ちあわせているとしか思えません。命をすり減らして得たお金なのに、納税が済むと忘れてしまい、そのお金がどう使われようが気にならない。それが今や普通の感覚となってきているのです。
 税金を支払う立場の住民がその税金の行方に無関心であれば、当然使う側としては好き勝手になってしまいます。これで自治体経営や行政の運営がうまくいくのでしたら奇跡です。
 世のため人のため、犠牲的精神、譲り合いの心、気配り、思いやりなどの言葉が死語になりつつあるなかで、行政に真の意味で心の通った自治体経営を求めるのは無理なのでしょうか。
 私たちは消費税、所得税に始まり、法人税、相続税、贈与税、住民税、固定資産税、自動車税、法人事業税、健康保険税、数え上げたらきりがないほど、その数約50種類の税金で国や自治体を支えています。これらに加え、国民年金、厚生年金などの負担も忘れてはなりません。
 税は国民に課せられた義務です。
 納税者の立場として、集められた税金が正しく計画的に国民のために使われるのを要求する意識も必要なのです。責任の所在が曖昧な体制に対し、お任せ主義では安心した生活はやってこないのです。
 行政の健全化は、まず赤字体質からの脱出です。子孫に負を残さないために。
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