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10)求める気持ちと向上心が教育の原点
生活様式と向学心

●教育現場の対処法
 近年、教育現場での授業崩壊や若者たちのマナー欠落が取りざたされています。問題の解決を求めて、いずれも生き方や人間としてとか、誇り、責任感、意欲など日常の基本的な事柄に対し、現代社会が失ったもの(主に精神的なもの)をいかに取り戻して彼らに与え、教え、理解させていくのか?が多くの場合副次的なテーマとなっています。よって親は、子供の心をより理解しようと心がけ、子供との対話の時間も増やすべく努力し、よりよい教育環境づくりの為の教育費を惜しまず。巷では心のゆとりのための教育、完全週5日制の教育、自然にふれあう教育、より充実した情操教育などの言葉があふれ、挙げ句の果てには行政までが登校拒否児童のために出張教育などと言い出す始末。
 これでいったい何が解決されるのでしょうか? 原点により近く戻って、人間を生物学的にとらえて考える必要があるのです。

●本能的行動
 生き物は、襲いくる危険もなく、食も満たされ、居るところにも満足し、取り立てて問題のない環境に置かれたら何をするのでしょう? そうです、くつろぐか寝るかです。
 青少年問題の多い先進諸国に共通して言えると思いますが、基本的な危機を感じないで生活ができる社会体制のなかで人々は生活をしています。
 飢えた経験もないし、身にしみる寒さを我慢したこともないし。欲しいものは努力しないでも手に入れる一方、特に欲しいものがないので物事に興味も湧いてこない。そう、何もないのです。求めるものが。何も困っていないので相手に求めないし、期待もしない。誰かやるだろうと無責任かつ依頼心だらけで自立心ゼロに近く、現状改革なんてしたくもない。ましてや、苦労してまでの就きたい職業なんてとても考えられないし、同じ理由から人の心を理解しなければならない結婚も自然と後回し。親はいつまでもサポートしてくれるし・・「危機感?それなーに」の世界の中で彼らに残された唯一の欲望は、いかに体力を使わず楽して物事を楽しむのかが最重要課題。
 待ち合わせで立って待つなんてとんでもないし、座り込むのが当たり前。神経使うのも疲れるので、ウザイ…ダルイ。真面目に考えるなんてとても疲れてできない。あえてつらい努力を試みようとすると親の深い深い本人をだめにする愛情で簡単に阻止され体験すらできないし、今や「苦労は買ってでもしろ」という言葉は完全に死語となりはてている状況の中で、私たち大人世代は子どもたちにやる気を求め、意欲を求め、厳しい世の中を生きていくためのマナーの修得を求めてしまっています。これは矛盾の極致。
 生まれて以来、保育園、幼稚園、学校、家庭、社会の中で物事がすべて用意され、自分で選ぶ自己責任の経験も極端に少なく、自動的に与え続けられて、飼い慣らされ育ってきている子どもたちに…いったい何をさせようとしているのでしょうか?

●求める心
 これは近代経済社会が生み出す構造的問題だと思います。家庭生活においてはもちろんのこと、教育制度や社会制度の変更も必要になると思いますが、基本は与えないこと。求めないと何も得られないことに気づかせること。時間になれば自動的に食べ物が出てくるわけではないのです。自動的に街がきれいになっているのではないのです。
 求める気持ちと向上心があれば希望を生み出しますし、人と人が助け合って社会生活が維持されている現実、人間社会における権利と義務の緊張関係などは自ら気づくものなのです。求める心がなければ生きにくい社会を私たち大人世代が構築しなければならないのです。無限に甘い社会環境の中に子どもたちを放置しておいて、子どもたちにもとめる心を持てなどと、けっして言えない。無言のまま買い物ができたりマナーの悪さを容認しているのは私たち。
 まさに、子どもは社会の鏡。

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